シリーズ 科学技術×公共政策 #2 日本の科学技術イノベーション政策 「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)(46)開催


2019年1月10日(木)に、大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構ステューデントコモンズ2階セミナー室Cにて、科学技術に関する公共政策の特徴を、具体例を通じて学ぶセミナーシリーズ「科学技術×公共政策」の第2回「日本の科学技術イノベーション政策」を開催しました(授業「科学技術と公共政策B」の一環として開催)。この研究会には、授業の受講生2人に加えて、大阪大学の教職員や学外からの参加者など計11人が参加しました。

今回は文部科学省の中澤恵太さんをお招きしました。研究会では今の日本の研究力についての現状や課題、科学技術イノベーション政策の概略、文部科学省内での具体的な政策立案について、実際に中澤さんご自身が取り組まれてきた大学発ベンチャーに関する施策におけるご経験も交えてお話し頂きました。

研究会の後半では、質疑応答とディスカッションを行いました。参加していた学生から、これまでの研究の中で感じてきた科学技術政策への疑問が投げかけられると、中澤さんはご自身の経験も踏まえて丁寧にこたえてくださり、活発な質疑応答の時間となりました。また、「日本の科学技術政策は、雇用の不安定さや少子化とも関連する複雑な問題だと感じた」「少子高齢化は日本の変化の一大チャンスにならないだろうか」といった感想やコメントが寄せられました。


【案内文】
2019年1月10日(木)に、大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 ステューデント・コモンズにおいて、「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)を開催します。今回のゲストは、文部科学省の中澤恵太さんです。


■第46回STiPS Handai研究会 ○題目:シリーズ 科学技術×公共政策 #2 日本の科学技術イノベーション政策
○ゲスト:中澤 恵太 氏(文部科学省 科学技術・学術政策局 企画評価課 政策科学推進室長・企画官)
○日時:2019年1月10日(木)14:40〜17:50(開場 14:30)
○場所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構
 ステューデントコモンズ2階 セミナー室C

○対象:どなたでも
 *全学部生・全研究科大学院学生を対象とした授業の一環として実施します。
 *この日は、学内、学外を問わず、履修登録者以外の方の参加も歓迎です。
○参加:当日参加も可能ですが、できるだけ事前のお申し込みをお願いします。
○申込方法:
ウェブフォームへの入力をお願いします。
または、
件名を「第46回STiPS Handai研究会・参加申込」として、以下の項目を明記の上、メールでお送りください。
・氏名(ふりがな)
・所属
○申込先・問い合わせ先:stips-info[at]cscd.osaka-u.ac.jp([at]は@にしてください)
○主催:公共圏における科学技術・教育研究拠点
○共催:大阪大学COデザインセンター


概要 シリーズ 科学技術×公共政策
科学技術に関する公共政策の特徴を、具体例を通じて学ぶシリーズです。
2018年冬は、全2回の開催を予定しています。
文系理系を問わず、さまざまな分野の方のご参加をお待ちしております。

シリーズ 科学技術×公共政策
#1 2018年12月20日(木)
 日本の原子力政策史
 ゲスト:上川龍之進 氏(大阪大学大学院法学研究科 教授)
#2 2019年1月10日(木)
 日本の科学技術イノベーション政策
 ゲスト:中澤恵太 氏(文部科学省 科学技術・学術政策局 企画評価課 政策科学推進室長・企画官)

第2回(1/10)のゲストは、文部科学省の中澤恵太さんです。
今の日本が置かれている現状や科学技術イノベーション政策の概略、文部科学省内での具体的な政策立案についてご紹介いただきます。
また、これまでに中澤さんご自身が取り組まれてきた事業についてのお話も伺います。

大阪大学COデザインセンターが開講する2018年度冬学期授業「科学技術と公共政策B」の一環として開催しますが、この日は、履修登録者以外の方の参加も歓迎します。

プログラム 1)はじめに
2)ゲストによる話題提供「日本の科学技術イノベーション政策」(80分)
3)質疑応答&ディスカッション(80分)
ゲストプロフィール 2002年に文部科学省入省。研究開発局開発企画課、高等教育局学生支援課等を経て、2010年より3年間大阪市役所に出向し、大阪駅北口の再開発計画(グランフロント大阪ナレッジキャピタル)に携わる。2013年7月からは産学連携・地域支援課において、産学官連携全般、特に大学発ベンチャー関連施策を担当。
現在は、科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」推進事業(SciREX)を担当している。