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育成する人材像

二つの種類の「つなぐ人材」

本拠点では、「科学技術の倫理的・法的・社会的問題(ELSI)に関する研究を基盤として公共的関与の活動と分析を行い、学問諸分野間ならびに学問と政策・社会の間をつなぐことを通じて政策形成に寄与できる人材」を育成することを目的としています。具体的には、「つなぐ人材」として次の2つの類型を想定しています。


1.異分野・異領域の「間」に立って橋渡しをする「媒介者」としてのつなぐ人材

公共的関与の活動と分析そのものを専門とし、異分野・異領域(研究者集団・政策・産業・市民社会)の間のコミュニケーションを媒介し、俯瞰的な視点のもとに政策提言や政策形成を実行する人材。



2.個別分野の研究を行いつつ、その分野と他分野・他業種・市民等をつなぐ人材

自然科学・工学等や人文社会科学の個別分野の研究を行いつつ、他の専門分野や他業種、市民との間で双方向のフィードバックを通じて、政策提言や政策形成に貢献できる人材。



本拠点での習得を目指す知識・能力


・科学技術イノベーション政策に関する基本的理解。
・科学技術の歴史に関する基本的理解。
・科学論・科学哲学の諸議論に関する基本的理解。
・事例研究を通した、科学技術の倫理的・法的・社会的問題(ELSI)等に関する
 科学技術社会論的な理解と洞察力。
・公共的関与に関する内外の事例とその理論的意義の理解と、企画・運営力に関わる実践知。
・公共的関与の活動を通じて、科学技術に関連する社会的課題・期待を可視化し、
 政策や研究開発の課題として考えるための基本的理解力と実践的能力。
・科学技術の最先端の研究開発現場での課題や期待についての基本的理解と政策提言能力。
・以上に求められる、他の専門分野や他業種・職種、市民等との
 コミュニケーションに必要な「つなぐ人材」としての俯瞰的視野とセンス。


育成される人材のキャリアパス

・主専攻の専門性を中心としつつ、さらに「政策のための科学」の素養を備えた人材として、大学、研究機関、企業などに就職することが想定されます。
・「政策のための科学」の素養と直接関係の深いキャリアパスとして、
 地方及び国の行政、政策秘書、シンクタンクが考えられます。
 また研究大学の研究戦略(research policy)担当者が考えられ、
 その需要は今後増大していく可能性があります。
・中央・地方行政や産業界などのリスクコミュニケーション人材なども想定されます。
 機関、企業などに就職することが想定されます。