【開催報告】政策立案ワークショップ(宇宙) 

政策立案ワークショップ(宇宙)を実施しました。


 2017年7月、STiPSの阪大メンバーが中心となって企画した「政策立案ワークショップ」を開催しました。14日(金)と28日(金)の夜、2回連続で宇宙政策をテーマにしたワークショップでした。参加者は、宇宙政策に関わる政策実務者や多様な分野の研究者で、内閣府、文部科学省、経済産業省、総務省、外務省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、科学技術振興機構(JST)など10機関以上から計31人(第1回:28人、第2回:26人。スタッフなども含む。)でした。
 
 第1回の議論のテーマは「今後の日本の宇宙探査(宇宙科学探査、有人宇宙活動)に関する宇宙政策案3つに関して、長所・短所・順位などを考えてみる」というもの。そして、第2回のテーマは、第1回の議論を踏まえつつ、「宇宙政策案を立案し決定するためのエビデンス(客観的根拠)の1つとして、一般の人々(国民、市民)の宇宙政策に対する意見、期待や懸念を把握する必要が生じた場合、宇宙政策のどの観点について、政策過程のどのタイミングで、どのような形で、それらを尋ねればよいかを議論する」というものでした。第1回、第2回ともに、3つのグループに分かれて議論しました。全体進行は大阪大学COデザインセンター 特任准教授の渡邉浩崇が務めました。

 この2回のワークショップでの議論を踏まえて、9月8日には、研究評価会を実施予定です。

 一連の「政策立案ワークショップ」の試みは、STiPSが進めている拠点間連携プロジェクト「新しい科学技術の社会的課題検討のための政策立案支援システムの構築」(*1)の一環として行いました。

*1:社会的により望ましい科学技術の研究開発や関連政策・法制度の実現を、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の観点からサポートするための政策立案支援システム(ツール)開発を目指しています。


以下、2回実施した政策立案ワークショップの開催概要です。

【政策立案ワークショップ(宇宙)第1回】
○日時:2017年7月14日(金)18:15〜20:30
○場所:エキスパート倶楽部(東京都千代田区)
○主催:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)

【政策立案ワークショップ(宇宙)第2回】
○日時:2017年7月28日(金)18:15〜20:30
○場所:霞が関ナレッジスクエア スタジオ(東京都千代田区)
○主催:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)