【開催報告】萌芽的科学技術の社会的課題検討のあり方を考える:政策立案者の視点から(第1回科学技術イノベーション政策のための科学オープンフォーラム内) 

 第1回科学技術イノベーション政策のための科学オープンフォーラム「エビデンスから考える未来社会への戦略とシナリオ」の1日目、開会式の前には、プレセッションが行われていました。2件開催されていた企画セッションのうちの1つが、STiPSの阪大メンバーが中心となって開催した「萌芽的科学技術の社会的課題検討のあり方を考える:政策立案者の視点から」です。

 今回は、STiPS(の大阪大学メンバー)で開発を進めている政策立案支援ツールのパイロット版を参加者のみなさまにご紹介し、そのツールに対するご意見をいただくことを目的とした回でした。そのため、政策立案者を対象としたクローズド・セッションとして企画されました。政策立案や研究支援に関わるお仕事をされている11人の方々にご参加いただきました。

 まずは、セッションオーガナイザーでもある平川秀幸教授より、研究開発及び成果の利用にともなう倫理的・法的・社会的な課題(ELSI)についての概説と開発中の政策立案支援ツールの概要について情報提供を行いました。その後、2つのグループに分かれて、政策実務のニーズに即したツールの改善や活用法について議論しました。この議論で得られた知見は、今後のツールの改善につなげていくつもりです。


以下、今回の研究評価会の開催概要です。
企画セッション「萌芽的科学技術の社会的課題検討のあり方を考える:政策立案者の視点から」
○日時:2017年1月24日(火)11:10〜12:50
○場所:イイノカンファレンスセンター 会場B3(東京都千代田区)
○セッションオーガナイザー:平川 秀幸(大阪大学COデザインセンター 教授)
○全体進行:八木 絵香(大阪大学COデザインセンター 准教授)
○グループディスカッションサポート:工藤 充(大阪大学COデザインセンター 特任助教)、菅原 裕輝(大阪大学COデザインセンター 特任研究員)
○グループディスカッション記録:渡邉 浩崇(大阪大学COデザインセンター 特任講師)、水町 衣里(大阪大学COデザインセンター 特任助教)