科学報道と社会「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STIPS Handai研究会)(9) 開催報告

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2014年5月29日(木)に、大阪大学 豊中キャンパス 全学教育推進機構 ステューデントコモンズ2階 セミナー室2にて、第9回「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)を開催しました。

今回は、毎日新聞デジタル報道センター編集委員の元村有希子氏をお招きし、「科学報道と社会」というタイトルでご講演頂きました。

科学報道と社会、その関係が現在ほど問われている時はないかもしれません。ご講演ではまず、ご自身の科学環境部記者としての経験、とくに科学欄の連載企画「理系白書」において、日本の科学技術の現場を多様な切り口から分かりやすく伝えようとしてきたことをお話されました。日本の科学ジャーナリズムの歴史や現状についてもお話され、第二次世界大戦後、1954年3月の第五福竜丸の被爆によって発展し、2011年3月の東日本大震災と原発事故によって大きな変化を経験したという指摘は興味深いものでした。また、取材・報道手段としてのフェイスブックやツイッターの有効性に関する指摘も、現状を再認識させるものでした。さらに、有名な絵画を題材に、ジャーナリストやジャーナリズムのあり方を説明された後、参加した大学研究者や学生と一つ一つ丁寧に対話をされる様子が印象的でした。


【案内文】

【第9回研究会】「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)
今回は、毎日新聞記者の元村有希子氏をお招きし、ご講演いただきます。

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■ 第9回Stips Handai研究会
〇題目:科学報道と社会
〇ゲスト:元村 有希子 氏 (毎日新聞デジタル報道センター編集委員)
〇日時:5月29日[木] 18:00-19:30
〇場所:全学教育推進機構ステューデントコモンズ2階セミナー室2
〇参加無料 事前申し込み不要(本プログラムの受講学生以外の方でも、参加可能
〇お問い合わせ先:stips-staff[at]cscd.osaka-u.ac.jp([at] は@にして下さい)