日本の科学技術イノベーション政策の現状 「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)(38)開催


 2018年1月25日(木)に、大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構スチューデントコモンズ2階セミナー室Cにて、第38回「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)「日本の科学技術イノベーション政策の現状」を開催しました(授業「科学技術と公共政策B」の一環として開催)。この研究会には、授業の受講生5人に加えて、大阪大学の教職員や学外からの参加者など計12人が参加しました。

 今回のゲストは、文部科学省の中澤恵太さんです。研究会の前半は中澤さんから、今の日本が置かれている現状や科学技術イノベーション政策の概略、文部科学省内での具体的な政策立案について、また、中澤さんご自身が取り組まれてきた事業についてのお話を伺いました。後半は質疑応答や配布資料の補足説明などが活発に行われました。

 中澤さんは、2017年7月から、文部科学省内の科学技術・学術政策局企画評価課というところで、科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」推進事業(SciREX)に関わっていらっしゃいます。その前は、産学官連携や大学発ベンチャーに関わる施策を担当されていたということで、今回の研究会では、大学発ベンチャーにまつわるお話を多く聞かせていただきました。

 研究会に参加していた学生からは、「丁寧に説明してくださって、とてもわかりやすかった。どのように政策が動くのか、イメージがつきやすくなった。」「科学技術は政策としてアクションを起こしてから成果がでてくるまでのパスが非常に多く、時間がかかるというのは確かにおっしゃる通りだと思った。目的やステークホルダーが多いが故に万人が利益を得られるような政策立案の難しさを感じた。」という感想が寄せられました。


【案内文】
2018年1月25日(木)に、大阪大学 豊中キャンパス 全学教育推進機構ステューデントコモンズ2階 セミナー室Cにおいて、「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)を開催します。今回のゲストは、文部科学省の中澤恵太さんです。
*授業「科学技術と公共政策B」の一環として開催します。
*この日は、履修登録者以外の方の参加も歓迎します。

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■第38回STiPS Handai研究会
○題目:日本の科学技術イノベーション政策の現状
○ゲスト:中澤 恵太 氏(文部科学省 科学技術・学術政策局 企画評価課 政策科学推進室長・企画官)
○日時:2018年1月25日(木)14:40~17:50
○場所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構ステューデントコモンズ2階 セミナー室C

○参加:当日参加も可能ですが、できるだけ事前のお申し込みをお願いします。
○申込方法:件名を「第38回STiPS Handai研究会・参加申込」として、
①氏名(ふりがな)②所属を明記のうえ、stips-info[at]cscd.osaka-u.ac.jp
([at]は@にして下さい)までお送りください。

○主催:公共圏における科学技術・教育研究拠点