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成果物

職業としてのサイエンスコミュニケーション ─「研究所」の研究広報─ 「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)(26)開催



 2017年6月20日(火)に、大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構スチューデントコモンズ2階セミナー室Aにて、第26回「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)「職業としてのサイエンスコミュニケーション ─「研究所」の研究広報─」を開催しました(授業「科学技術コミュニケーション入門B」の一環として開催)。

 今回は、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの山岸敦さんを講師としてお招きしました。この研究会には、いつも授業に参加をしている学生さんなど6人に加えて、外部の方、大阪大学教職員など計13人が参加しました。

 まずは50分程度、山岸さんから自己紹介&お仕事紹介をしていただき、その後、ちょっと長めの質疑応答の時間としました。お話の内容の一部をご紹介すると・・・

・山岸さんは、自身の仕事を大きく「Communication」と「Production」に分類しているそうです。「Communication」は、メディアでの発信や市民との交流の場を設計すること。そして、「Production」というのは、広報ツールの制作をすることです。

・日々の仕事時間の半分ぐらいは、プレスリリースの作成に関することだそうです。山岸さんが所属されているセンターからは、とても多様な分野(工学分野、生命科学分野、有機化学分野など)の論文が発表されているのですが、これら全ての原著論文を読み、プレスリリースの作成に関わっていらっしゃるのだそうです。

・JT生命誌研究館(BRH)にお勤めの頃から関わってきた「Science Communication & Production」という考え方についてもご紹介いただきました。研究者にも非専門家にも魅力的なモノをつくることを目指していきたいということ。そのためには、研究者と表現のプロとの間にたって、研究者の頭の中にあるものを丁寧にすくい取って表現者に伝えることが必要であるということなどを、お話ししていただきました。

 参加者からは、「職業としての研究機関広報の役割や目的が非常にわかりやすかった。」「コミュニケーターが組織に所属するか、フリーであるかによって、やれることや目指すものが違うことは発見だった。」「非専門家を対象としたイベントで、副次的に研究者同士の交流が上手くいくという(「ゲノムひろば」の)例が非常に興味深い。」などのコメントが寄せられました。


【案内文】

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■第26回STiPS Handai研究会
○題目:職業としてのサイエンスコミュニケーション ─「研究所」の研究広報─
○ゲスト:山岸 敦 氏(理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター チーフ・サイエンスコミュニケーター)
○日時:2017年6月20日(火)16:20~17:50
○場所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 ステューデントコモンズ2階 セミナー室A

○参加:当日参加も可能ですが、できるだけ事前のお申し込みをお願いします。
○申込方法:件名を「第26回STiPS Handai研究会・参加申込」として、
①氏名(ふりがな)②所属を明記のうえ、stips-info[at]cscd.osaka-u.ac.jp
([at]は@にして下さい)までお送りください。

○主催:公共圏における科学技術・教育研究拠点